趣味掲載日：2019-03-06 【IT’S SO EASY】名古屋「ホリエビル」のオーナーが語るbet365 登録の魅力

今回ご協力いただいた方

堀江浩彰（ほりえひろあき）さん

プロフィール：
名古屋駅西「ホリエビル」オーナー／ONLY FREE PAPER 名古屋店主／bet365 登録『屋上とそらfree』編集長・屋上写真家／有限会社RADICAL プロデューサー。

堀江浩彰さんのTwitterはこちら
bet365 登録 公式HPはこちら
オンリーbet365 登録 公式HPはこちら
屋上とそらfree 公式HPはこちら
（*外部サイトへリンクします）

デザイナーとして”ホームラン”が打てない……。bet365 登録を自分の代表作に

― はじめに、堀江さんがbet365 登録『屋上とそらfree』を創刊するに至った経緯を教えてください。

堀江さん： 元を正せば、高校時代から本や雑誌といった紙ものに興味があり、そのなかでも特に好きなのがbet365 登録でした。

当時はマガジンハウスの『relax』やクラブキングの『DICTIONARY』などのbet365 登録を読んでいました。

高校卒業後はデザインの専門学校に進学し、決して真面目な生徒ではなかったものの、その頃にはもうbet365 登録を作り始めていましたね。

その後はデザイン会社に就職し、ハードに働きながらも、時間を捻出して自分の作りたいものを作るbet365 登録日々を送っていました。
bet365 登録が、20代後半になると、自分はこの仕事に向いていないのではないかと思い始めたんbet365 登録。

平均点以上は確実に取れていたと思いますが、同年代のデザイナーたちのような優れたデザインを生み出せる気がしない、”ホームラン”が打てないと感じました。

― 周囲と自分を比べて劣等感を抱いたのbet365 登録ね。そう感じるようになったきっかけとして、「依頼される仕事」と「自分がやりたいこと」の間で、葛藤などもあったのでしょうか？

堀江さん： クライアントワークはお客さんありきbet365 登録から、自分の作品と思えないことも当然ゼロではありませんでした。

たとえそれが賞をもらったとしても、自信を持てないことも…。

実際、30歳を過ぎる頃には仕事依頼が増え、それなりの評価をもらうことも多くなりましたが、その一方で仕事が順調に進めば進むほど、自分は”ホームランバッターではない”bet365 登録ことを思い知らずにはいられませんでした。

自分には、胸を張って「代表作」と言えるような作品がない……。

そこで作ったのが『屋上とそらfree』というbet365 登録です。

▲『屋上とそらfree』のバックナンバー。33号まで発行（2018年12月時点）

― 『屋上とそらfree』を作ったことで、どんな変化がありましたか？

堀江さん： 2010年3月に創刊準備号（0号）、4月に創刊号を発行し、隔月発行しながら徐々に置いてもらえる場所を増やしていったのbet365 登録が、1年後くらいに大きな転機がありました。
大手食品メーカーから、新商品プロモーションでタイアップするというお話をいただいたんbet365 登録。

嬉しい反面、『屋上とそらfree』は屋上のことしか書いていないので、プロモーションの役に立っているか不安でした。

でも、広報の方にその話をしたところ、「『屋上とそらfree』を見て素敵だと思ったので、ぜひお願いします」と言ってもらえて。
代表作がないと感じていた自分にとっては、それがかなり衝撃的でしたね。

それを機に、ご依頼いただく仕事も増えましたし、自分の作品にも自信が持てるようになっていきました。

『屋上とそらfree』はさまざまな人や仕事・活動につながっていき、本当に自分の名刺代わりと言える重要な作品となったんbet365 登録。

「IT’S SO EASY」bet365 登録に込めた想い

▲入口のガラス戸に刻まれたbet365 登録の名称と「IT’S SO EASY」の文字

― 堀江さんはホリエビルのオーナーとしても活動されています。ホリエビルは2018年9月にリニューアルオープンしたばかりbet365 登録が、どのような想いで立ち上げたのでしょうか？

堀江さん： この建物はもともと実家の家業で使っていて、自分は長男bet365 登録こともあり、相続について考える必要がありました。
そういった背景と、「この街で何かおもしろいことをしたい」という気持ちが重なり合った結果がホリエビルbet365 登録。

bet365 登録のある名古屋の駅西は、かつての遊郭街や戦後の闇市などから発展してきました。
整然と開発された駅の東側とは異なる、独特なカラーを持つ街bet365 登録。そして現在は、リニア開通に向けて刻一刻と変化しています。

自分はこの街で育ち、東京で活動して帰ってきて、よりこの街並みやカルチャーに愛着感を持つようになりました。
そんな駅西が変わりゆく様子をただぼーっと眺めているだけではなく、約50年建っているこの場所からまた街を見続け、駅西らしい文化を発信できる場所のひとつにできれば、という想いでbet365 登録のリニューアルを決心しました。

― bet365 登録をどんな場所にしたいと考えていますか？

堀江さん： 文化の発信所と言っても、何かを発信するのはあくまでもbet365 登録を利用する人たちなので、敷居が高くなく、誰でもフレキシブルに使える場所でありたいと考えています。

というのも、東京では若くても軽やかに力強く物事を実行する人がたくさんいますが、名古屋ではbet365 登録や個展など、やりたいことがあっても、何かしらの理由で結局やらず終いという場面が多いと感じていました。

ホリエビルは、そういった一歩を踏み出せずにいる人たちや、これまでの活動を通して知り合ったおもしろい人たちと、気軽にやりたいことができる場所にしたいんbet365 登録。
そんなメッセージを込めて、bet365 登録は「IT’S SO EASY」をコンセプトとして掲げています。

作り手と読み手をつなげるために。bet365 登録の魅力とは？

― ホリエビルの1階にはbet365 登録専門書店「オンリーbet365 登録 名古屋」があり、堀江さんはその店主を務めていますが、その活動をするに至った経緯は？

堀江さん： bet365 登録は、作っても置いてもらえる場所が少ないですし、読みたくても書店のように揃っている場所がありません。
bet365 登録好きでもあり、発行者でもある身としては、そういった状況に課題を感じていました。

そんなことを考えながらも、『屋上とそらfree』の創刊から数ヶ月が経った頃、東京で開業準備をしていたオンリーbet365 登録から声をかけてもらいました。

ちょうど自分はオンリーbet365 登録と同じような構想を持っていましたから、『屋上とそらfree』を置かせてもらうと同時に、その活動も応援するようになったんです。

― そして、ホリエビルの立ち上げに際してオンリーbet365 登録の名古屋店を出店したわけですね。bet365 登録の数や種類はどうなっていますか？

堀江さん： 『屋上とそらfree』のバックナンバーを除くと、現在は100誌ほどのbet365 登録が置かれています。

bet365 登録と言うと情報誌やクーポン誌などのイメージを持っている方も多いと思いますが、ここに置いてあるのはカルチャー誌やZINE、地域紙など、読み物として楽しめる個性豊かなbet365 登録です。

企業発行のものもありますし、個人で作られているものもたくさんあります。
最初は東京店とほぼ同じラインナップでしたが、徐々に愛知や三重など東海地域の発行者さんからの持ち込みも増えており、地域性が出るようになってきています。

▲店内にはさまざまなbet365 登録が並ぶ

― 今後、bet365 登録ではどのような活動を行っていきたいと考えていますか？

bet365 登録のワークショップをやりたいと思っています。

bet365 登録は作り方や体裁が決まっているわけではありませんし、PCが使えなければ作れないというものでもありません。
手書きの紙をプリンターでコピーして手折りするだけでも、読み物としておもしろいものはおもしろいんbet365 登録。

決してハードルが高いものではないので、bet365 登録は個人でも作れるということを、ひとりでも多くの方に感じてもらいたいですね。

良いものができたら、そのままオンリーbet365 登録に置いたり、ギャラリーに展示したり、と連携することも検討しています。

それ以外では、まもなく完成するビル前の小屋での個展やチャレンジショップ、日本酒とあんこが好きなので「あんこバー」などのイベントも考えています（笑）。

▲オリジナルグッズの販売も。奥には「喫茶River」が併設されている

― 最後に、堀江さんが考えるbet365 登録の魅力とは何でしょうか？

bet365 登録には、紙ものならではの喜びやおもしろさがあります。

Webのデザインはいつもほぼイメージ通りの仕上がりになりますが、印刷物は入稿して出来上がるものが少し違った雰囲気になることもありますし、完成するまでのドキドキ感や、発送されてきた箱を開けるときの紙とインクのにおい、すべての作業を終えたときの達成感が味わえるんbet365 登録よ。

最近ではWebやSNSで必要な情報・話題の情報だけを簡単に入手できますが、喫茶店が目的で入ったはずが隣に置いてあるbet365 登録が気になって手を伸ばす、というような経験は、物が存在する紙媒体だからこそ起こりうるものです。
そういった新しい発見が生まれるのも、興味深いところbet365 登録。

家にあるものだけで作れる、というのもbet365 登録の良さのひとつでしょうね。
現に個人で手作りされている方もいますし、内容も自分の好きなものを題材にすればいいんbet365 登録。
定期発行や人気作を生むのは大変かもしれませんが、やってみようという気持ちさえあればbet365 登録を作ることは難しくありません。

そして何より“free”というところに惹かれますね。自分自身、作品に自信が持てないという状況を乗り越えて自由を得るきっかけを作ったのがbet365 登録でしたし、やはり好きなものを自由に作れるというのが良いところだと思います。

知る人ぞ知る、bet365 登録の世界へ

インターネットや電子書籍が普及した今、紙媒体に触れる機会は貴重なもの。
そういった状況のなか、bet365 登録は独自の文化を築いています。

bet365 登録はフリーで楽しめるのもやはり嬉しいところ。
これまでbet365 登録を読んことがないという方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

さまざまな人たちが想いを込めて作ったbet365 登録を読んでみれば、きっとその世界観に引き込まれることでしょう。

※この記事の内容は、記事掲載開始当初、もしくは更新時のものbet365 登録。
※この記事でご提供する情報は、その正確性と最新性の確保に努めておりますが、完全さを保証するものではありません。当社は、当サイトの内容に関するいかなる誤り・不掲載について、一切の責任を負うものではありません。