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Yusuke Hanai
好きなサーフィンを続けることで
繋がった、たくさんの縁。 bet365 ボーナスコード
Apr 19, 2019
刺しゅうの魅力や惹かれた理由を聞く連載インタビュー。第十四回目は、ストリートシーンやサーフカルチャーにおいて圧倒的な支持を得ているイラストレーターの花井祐介さんに登場いただきました。花井さんがデザインしてくれた刺しゅう模様も、このページの最後に紹介していますので、是非あわせてチェックしてみて下さい。
――花井さんが絵を描くようになったきっかけを教えてください。
子供の頃から絵を描くことが好きだったんです。ただ、当時は仕事にしようとは思っていませんでした。10代のときに、僕が高校生の頃サーフィンを教えてくれたお兄さん的な存在の方がバーを始めることになったので手伝うことにして。穴を掘って基礎を立てて壁をつくるような超DIYでお店をつくったんです。お店の看板やメニューをどうするかとなり、僕がいたずら書きで人の似顔絵などをよく描いていたのを見てくれていて、やってみないかと声をかけてくれたので描いてみたのがきっかけですね。それから、イベントがあるたびにフライヤーなどをつくり、描き続けるうちに面白くなってという感じです。
――当時影響を受けていたものはありますか?
高校生のときからサーフィンをしていたので、自然とサーフカルチャーに興味を持つようになりました。1960年代のサーフィン雑誌でコミックや挿絵を描いていたリック・グリフィン(Rick Griffbet365 ボーナスコード)の絵が好きで、バーで絵を描いていた当時は影響を受けましたね。リック・グリフィンは、60年代から70年代のアメリカのカウンターカルチャーシーンでサーフィンのイラスト以外に、ロックのポスターもたくさん描いていたアーティストです。
――サーフィンからカウンターカルチャーにたどり着いて、今の作風につながるんですね。
そうですね。バーでアルバイトをしてお金を貯めながら絵を描き続けているうちに、絵を仕事にするのもいいな、と思うようになったんです。どうせなら住んでみたかったサンフランシスコに行こうと決めて、現地のアートスクールに通いました。帰国後は、知り合いの看板屋で働きながら絵を描き続けていました。
――国内のみならず海外からも花井さんの絵は高い評価を得ていますが、きっかけは何だったのでしょうか?
横浜で今も開催されている「グリーンルーム・フェスティバル」の第1回目の開催が、僕がアメリカから帰国した翌年でした。アルバイトをしていたバーがフードブースを出すことになって、メニューと看板を描いたんです。初期の「グリーンルーム・フェスティバル」は、アメリカのギャラリーが現地のアーティストをキュレーションして紹介していました。当時のキュレーターが僕が描いた看板を見て、「お前の絵は面白いから、うちのギャラリーで扱いたいから送ってほしい」と声をかけてくれて。そのギャラリーでは、海外のグループショーのキュレーションを手がけていたので、世界中いろいろな場所へ連れて行ってくれました。実は、声をかけてくれたキュレーターもサーファーだったんです。彼からすると、僕の絵は日本人っぽい要素がミックスされている感じがして面白かったようです。
――サーフィンによって様々な縁が繋がっているんですね。
古くからの友人のティム・カー(Tim Kerr)もサーファーで、80年代のハードコアの世界でカリスマとして知られていますが、アーティストでもあります。このワッペン(写真上から4番目)は彼が描いた絵で、ニーナ・シモン(Nbet365 ボーナスコードa Simone)をモチーフにしていますね。
自分の作品をプリントするときは、インクジェットではなくシルクスクリーンにしています。量産できるものよりも、人の手が加わるものに価値を感じますね。一点一点に温もりを感じられるものが好きです。サーフボードも手仕事なんですよ。職人さんがハンドシェイプしていて。刺しゅうもイラストもサーフボードも、人による手仕事という点では同じですよね。
bet365 ボーナスコードxt:高山かおり photo:清水将之
Yusuke Hanai
1978年神奈川県生まれ。2006年ザ・サーフ・ギャラリー(The Surf Gallery)にて展示を開始。翌年には世界中のアーティストを集めて開催したグループショー、ハプニング(The HAPPENbet365 ボーナスコードG)に参加、ニューヨーク、シドニー、東京、ロンドン、パリにて作品を発表。2017年には作品集『Ordbet365 ボーナスコードary People』を上梓。アパレルブランドなどへのアートワークの提供など、国内外問わず活動の幅を広げている。
Crebet365 ボーナスコードor’s Motif
Designed by Yusuke Hanai
「アメリカのキャラクターによく出てくるような鳥とネズミをモチーフに、古いアメリカのワッペンや野球チームの刺しゅうをイメージして制作しました」
この花井祐介さんがデザインした刺しゅうデータは、刺しゅうダウンロードサービス「ハートステッチズ」からダウンロード可能です。※会員登録後、有料での販売となります。
刺しゅうを知る、楽しむ、新しいきっかけを
刺しゅうはきっと、普段の生活に関わるもののなかにひとつはあって、一度は触れたことがある、とてもありふれたもの。しかし、時に記憶の奥深くに残ったり、ものに対する想い入れを強くしたりもする、ちょっと特別なものでもあります。
どうして刺しゅうに惹かれたの?
SeeSew projectは、刺しゅうの作品をつくったり、ライフスタイルに取り入れたりしているクリエイターの方々にそんなことを聞き、改めて刺しゅうがもつ魅力を探るために立ち上げたプロジェクトです。幼い頃にお母さんからもらったもの、お子さんに施してあげたもの、親しい人からプレゼントされたもの。あなたの身近にありませんか?SeeSew projectで話をうかがった方々は意外と、何気ないことを機に刺しゅうに魅了されているようです。